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栄養士のつぶやき「肥満対策について」
朝夕はめっきり冷え込むようになりましたが、体調は崩していませんか。
今回は、「食欲の秋」にこそ肥満対策について考えていきましょう。
秋になると自然と気温が下がるにつれ、私たちの体では体温を上げようと沢山のエネルギーを消費しています。そのような症状が食欲増加の一つと言われています。身体を温めるために、ある程度の食事を摂ることは大切ですが、食べすぎに注意しましょう。
皆さんは自分の適正体重をご存知でしょうか。
BMIとは・・・体重・体格指数のことで、肥満判定の国際基準のことです。
計算式は 体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
例えば身長160㎝60kgの人なら1.6×1.6=2.56 60÷2.56=23.4
年齢(歳) | 目標とするBMI(kg/㎡) |
18~49 | 18.5~24.9 |
50~69 | 20~24.9 |
70以上 | 21.5~24.9 |
状態 | 指標 |
低体重 | 18.5未満 |
普通体重 | 18.5以上、25未満 |
肥満 1度 | 25以上、30未満 |
肥満 2度 | 30以上、35未満 |
肥満 3度 | 35以上、40未満 |
肥満 4度 | 40以上 |
肥満を防ぐために
1.適量の食事をバランスよく、野菜を多めにとる
2.適度な運動をする
3.よく噛んでゆっくり食べる
また、秋は日照時間も短くなるせいか、セロトニンという食欲を抑えるホルモンが減ってしまいます。
セロトニンは体内にアミノ酸の一種であるトリプトファンを取り入れることで合成されます。
・サンマ・かつお、サケ、乳製品、大豆製品などです。
秋の食材をしっかり取り入れて、バランスの良い食事をしましょう。
作品紹介「ヒガンバナ」
当院にもヒガンバナが咲きました。
ヒガンバナは有毒植物です。経口摂取すると吐き気や下痢などの症状を起こします。
田んぼや墓地に多くみられます。
ネズミ、モグラ、虫など田を荒らす動物を防ぐために人為的に植えられたそうです。
栄養士のつぶやき「健康食品?」
食欲の秋。私は食欲が止まらなくて困っていますが、皆さんはいかだお過ごしでしょうか。
今回は、「え、これって駄目なの?」という食品を紹介します。
スーパーマーケットの「健康食品」の棚を埋める商品の中には、実はジャンクフードを偽装したものも少なくありません。
①ペットボトル、缶入りのコーヒーや紅茶
非情に便利ですが、この中には大量の砂糖が入っています。
②低カロリーマヨネーズ
確かに普通のマヨネーズの半分ほどのカロリーですが、カットされている分、砂糖やその他の添加物で埋め合わされている場合が多いです。
③無脂肪チーズ
まるでゴムみたいな食感がしませんか。実は、水と添加物を入れてカロリーカットしている場合が多いそうです。
④プロテインバー
あらゆる種類の加工品と同じく、プロテインにも様々な糖質、過剰な脂質(パーム油、ひまわり油など)や合成着色料が含まれています。
⑤グラノーラ
こちらはカロリー、脂肪分、糖分のかたまりです。
総合栄養食としても一般的に評価されていますが、選ぶ際は成分を良く確認してから買うようにしてください。
栄養士のつぶやき「食物繊維」
秋風が気持ち良い季節になりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は食物繊維についてお話します。
腸内細菌のエサとなる食物繊維が不足すると、細菌がエサを求めて腸の粘液を食べてしまうため、粘液が薄くなり、腸の粘液まで傷つけてしまうことがあるそうです。
食物繊維の種類
①水溶性食物繊維
ペクチン りんごやみかん等の果物、いも類
ヘミセルロース 昆布、ワカメなどの海藻類
ガム質 大豆やカラス麦等の素麺
働き
・水を含むとゲル状になり、便を柔らかくする
・余分なコレステロールを体外に排出し、腸内細菌のエサとなり腸内環境を整える。
②不溶性食物繊維
セルロース: 大豆、ごぼう、小麦ふすま、穀類など
ヘミセルロース: 小麦ふすま、大豆、穀類、野菜など
リグニン: 小麦ふすま、穀類、完熟野菜類など
働き
・体内で水を吸収して膨らみ、便のカサを増やす
・保水性が高く、腸で水分を吸収し、便のカサを増す一方で、便秘の人が摂りすぎると便秘を悪化させることもある。
水溶性、不溶性をバランスよく含む食材
ニラ
ニラには、水溶性0.5g(100g当たりに含まれる量)、不溶性2.2gが含まれている。
ニラは豚肉と相性が良いので、豚ニラ炒めがおすすめです。
玉ねぎ
玉ねぎには水溶性0.6g、不溶性1.0gを含む玉ねぎに含まれるケルセチンは、油と一緒に摂ることで吸収が良くなる。カボチャと玉ねぎの味噌汁がおすすめです。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、バランスよく栄養をとり健康な体作りをしましょう!!
作品紹介「ホオズキ」
ホオズキとは
ホオズキ属の多年草。またはその果実。カガチ、ヌカヅキとも言う。原産地は東南アジアで、近縁種が南欧やアメリカ大陸など温帯に自生している。主に観賞用や食用として栽培されるが、野生のものもある。
当院のも綺麗になっていますね。
栄養士のつぶやき「炭水化物について」
今回は炭水化物の重要性とご飯食についてです。
炭水化物の働き
体内に吸収されるブドウ糖に分解され脳や筋肉などのエネルギー源として利用される。
脳はブドウ糖の主たるエネルギー源なので不足すると集中力が低下し、スタミナ切れになる。
1日に最低限必要な量
1日100~150g(ご飯茶碗2杯)
※あくまで必要最低限量なので、普通に生活している人は1日ご飯茶碗3~4杯分は摂るようにする。
ご飯から炭水化物を摂る
・ゆっくり消化・吸収される
・食後の血糖値の上昇も穏やか
・体脂肪になりにくい
・腹持ちが良いので、食べすぎ、間食を防ぐ
健康維持のためには毎食ご飯を取り入れ、バランスの良い食事をしましょう。