栄養士のつぶやき「高尿酸血症・痛風」
今回は、「高尿酸血症・痛風」についてお話します。
特徴
成人男子の5人に1人は高尿酸血症と言われています。特に30歳代がもっとも多く、若年化の傾向がみられます。尿酸値の上昇の原因は、食物に含まれるプリン体の他、最近ではアルコール飲料や激しい運動、肉体労働、ストレスなどが原因とされています。
診断
尿酸の血中濃度が7.0mg/dl以上は要注意です。痛風発作は、激しい痛みが限局して起こります。足の親指の付け根が腫れて、風が吹くだけでも痛いと言われています。
治療
発作時には非ステロイド系抵抗炎薬での治療が行われていますが、食事療法、飲酒制限、運動習慣などの生活改善も重要です。
食事療法のポイント!!
プリン体含有量の多い食品とアルコール飲料を制限する。
極めて多い(300mg以上)
鶏レバー、干し物類、白子、肝
多い(200~300mg)
豚レバー、牛レバー、カツオ、大正エビ
少ない(50~100mg)
鰻、ワカサギ、豚ロース、牛肉ロース、牛タン
極めて少ない(~50mg)
魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、さつま揚げ、数の子