栄養士のつぶやき「高血圧について」
1月もあっという間に過ぎましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は、放置しておくと心筋梗塞や脳卒中を引き起こす高血圧についてお話します。
日常的に最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上を指し放置しておくと動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞、心臓肥大など命にかかわる病気を引き起こす要因になります。
特に目立った症状がなく病気が進行していくため「サイレントキラー」とも呼ばれています。
予防のポイント
①バランスのとれた食事を心がける
最近の食生活では脂肪分や糖分を多くとってしまいがち朝・昼・夕の食事の中に1日に必要な栄養素を配分して野菜、果物も上手に取り入れましょう。
②塩分は1日6g以下を目安に
塩分を摂り過ぎると血管の中の水分量を増やすことになり、それが血圧上昇に繋がります。現代の日本人の食塩摂取量は成人平均11gです。みそ、しょうゆなどの調味料はなるべく控え、だしや香辛料、香味野菜などを利用し、薄味になれることが大切です。
③適正体重に合わせた減量を
血圧の高い人に多いのが肥満です。自分の適正体重を知って、正しい食事でゆっくりと減量することが血圧の正常維持に繋がります。
④アルコール飲料は適量を守る
アルコールは血管を広げたりストレスを解消したりする効果があるので、適量(純アルコール量で男性1日20~30g)ビール中瓶1本、ワイン1/4本の摂取なら問題ありません。
長沢病院のトップページはこちらです。