ノロウイルスの流行時期について
肌寒くなると流行し始めるノロウイルス。
今年の10月初旬に高知市の病院で集団食中毒が発生しました。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に多く発生します。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。従って、周りの方々と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。
患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されるので、
○食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
○下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
○胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。
特に、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。
詳しくは厚生労働省 感染胃腸炎(ノロウイルス等)をご覧ください。