栄養士のつぶやき「低栄養について」
今回は低栄養についてお話します。
低栄養とは、エネルギーとタンパク質が欠乏した状態、健康な体を維持し活動するのに必要な栄養素が足りない状態を言います。
高齢になると若い頃より体の筋肉や骨や水分が減り、体力も落ちてきます。
低栄養になると
・病気にかかりやすくなる。
・認知機能低下になったり骨量が減少する。
・気力がなくなる。
・免疫力や体力が低下する。
その結果、食べる力が失われ寝たきり状態や死に至る危険性もあります。
低栄養は本人も気づきにくいものです。
検診を受けたら、血圧だけではなく、体重の変化やBMI、血液検査なども確認しましょう。
低栄養の早期発見チェック
★体重の変化
体重が月間に2~3㎏以上減少した場合は要注意
★BMI
BMI 20以下
BMI=体重(㎏)÷(身長(m)×身長(m))
★血清アルブミン値
血清アルブミン値 3.8g/dl以下(3.5g/dl未満はより注意)
★血中コレステロール値
血中総コレステロール値 150mg/dl未満
高齢者が摂りたい栄養・食品
体力のベースは、エネルギーとタンパク質
体の調子を整える ビタミン・ミネラル・食物繊維 |
血や肉となるたんぱく質 |
エネルギーとなる糖質や脂質 |
どちらかが不足しても、体力も免疫力も落ちてしましますので上手に摂取していきましょう!